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雪の結晶
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初めて雪の結晶を見たのは小学2、3年の頃だったか・・・?。
時期はちょうど今頃だったと思う。朝から大雪だった。雪の日はいつもより早く学校へ行く。だれも踏み入ってない真っ白な校庭を走り回るためだ。犬みたいに元気はガキは皆考えることが一緒で、先陣を切ったつもりだったのに、登校中に何人もの友達と出会すし、学校へ着いたらすでに校庭で転がり回る奴等がいた。朝礼のチャイムが鳴るまでの15分くらいだったろうか、我を忘れて遊んだ。今の15分からは想像もできないくらい長い15分だった。
授業をしてても気が気じゃなかった。小降りになると意気消沈し、大降りになると浮き足だった。窓の外ばかり見てた。そんな時の50分は今の5時間分くらいあった。チャイムが鳴ると同時に外へ飛び出していった。うろ覚えだが、確か、お昼前の図工の時間だったと思う、図工の高梨先生は「今日は予定変更!みんなで雪の結晶を見よう!そして、それを描いてみよう!」と窓の外を指さしながら大きな声で言った。ものすごい歓喜が図工室に轟いたのを今でもはっきりと憶えている。それまで結晶なんてまじまじと見たことがなかった僕は、【きっと顕微鏡で見るモノ】なんだろうと思って興奮した。望遠鏡で星を見たことはあったが、顕微鏡はまだ未体験だった。でも、すぐ溶けてしまう雪をどうやって暖房の効いた教室に持ち込んで、顕微鏡で見るのか?そのような疑問をそのときの僕は考えていた。たぶん。きっと。
一行は理科室を通り過ぎて玄関へ出た。いつも暗い色のスーツを着ていた高梨先生がおもむろに外へ出ると体に雪がいっぱい付くように天を仰ぎながら小躍りした。これには皆腹を抱えて笑った。先生の体にはみるみる雪が付いていく。しばらくして僕たちの方へ駆けてきた先生が「はーいみんなー先生の服に付いた雪を見てごらん!」と言った。皆一斉に群がる。
僕は後ろの方から徐々に上がる歓声を聞いた。「うわー」「なんだこれー」「牛乳だー」「でけえー」・・・先生は言った「静かな声で驚くように!校長先生に怒られちゃうから」みたいなことを言った。たぶん。きっと。僕と僕の周辺にいた友達は待ちきれずに自分で雪の中へ出ていって、服に付いた雪を見た。「す、すげえ・・・本当に牛乳のマークと同じだ・・・こんなに大きいモノだったのか!」。図鑑で見てた星座を夜空に見つけた時の感動と同じくらいか、若しくはそれ以上の感動だったか・・・というか、ショックに近いものがあった。顕微鏡のことはすっかり忘れて、夢中で雪の結晶を見た。

雪の結晶を描いた絵は画用紙からはみ出るくらいデカデカと描いた。
点数のことは憶えていない。
その絵は今でも物置の中でねむっている。はずなんだけど。
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